ヴィオルカ　Violka

お店のストーリー

ヴィオルカはチェコ共和国に受け継がれてきた藍染めを2014年より日本に紹介しています。

チェコの藍染めは300年以上の伝統があり、現在もチェコ・モラヴィア地方にあるちいさな2軒の工房でその伝統が守られています。ただ染色技術を伝える担い手は限られており、技術伝承が課題になっている伝統工芸品です。

日本人にもなじみ深い藍染めがヨーロッパにも存在し、日本の藍染めとはまた違った魅力を持つことを知り、大変感銘を受けたヴィオルカの代表は、日本からも技術伝承に寄与できないかと、伝統あるチェコの藍染めを日本人の視点で見直し、日本の暮らしに取り入れやすいアイテムの制作をはじめました。

チェコの藍染めは18世紀に確立された型染め技法の一種で、防染糊を版木を使って綿布に置き、その綿布を藍の染料槽に浸すと、防染した部分の地の白色が残り、模様が染め出されるというものです。職人たちは、現在でも古いものでは200年前の版木をていねいにメンテナンスを続けながら使っています。

ヴィオルカはその数あるパターンの中から日本人の好みに合うものをセレクトし、シンプルで、着心地がよく、着る人の魅力を引き立てる、丁寧な仕立てのウェア
や身の回り小物、インテリア小物などを制作しています。

また藍染めを含むチェコの伝統工芸の他にも、文化・芸術を日本に伝えることをもうひとつの使命とし、両国の文化交流にも貢献したいと考えています。