チョコロンブス

お店のストーリー

株式会社バルーンポップジャパンは風船を使ってイベントなどを盛り上げる事業を行っていました。2018年、クラフトチョコレートとの出会いが訪れます。 東京への移動中、手にした機内誌でビーントゥーバーチョコレートの記事を読み、「チョコレートって自分で作れるの！」と衝撃を受けます。見よう見まねで作り友人に出したところ「おいしい！」と大好評。そこからチョコレート作りにはまっていきました。

失敗と成功を繰り返すうちに専門的に勉強する必要を感じ、チョコレート博士の佐藤先生に師事。改めてチョコレート作りの奥深さと面白さを知ります。
カカオやチョコレートで新たな発見をしていただきたい、そんな想いからクラフトチョコレート「チョコロンブス」を立ち上げました。発見と聞いて思い浮かぶのはコロンブス、西洋人で初めてカカオに出会ったのもコロンブス。
バルーン事業をしながらも、カカオ豆専用石臼を使ったワークショップを始め、少量を通信販売や催事で扱うようになりました。

ワークショップで人に伝えるためには一次情報が欠かせないと、2019年4月、メキシコで最も重要なカカオ産地のソコヌスコへ行き、チョコレートの歴史やカカオの品種、栽培などについて学びました。 さらに同年10月、日本がカカオ豆の約75%を輸入しているガーナへ。未だ児童労働が残っていると聞きます。ここで学校に招かれ、地域の方の歓迎を受けました。
「あなたたちのおかげで、ここの子どもたちは100%学校に行っています。私たちの生活も良くなりました」
私はいつもおいしいカカオ豆を送ってくださってありがとうございます、とお礼を伝えようと思っていたのに、逆に感謝されるとは。
こちらの生産者さんのカカオ豆を使って私たちがチョコレートを作り販売することで好循環が起こっていることを知り、このことを多くの人に知っていただきたい、その場としてお店を持ちたい、と思うようになりました。

2020年、会社を取り巻く状況は一変。新型コロナウイルスの拡大と緊急事態宣言により、バルーンの出番となるイベントは軒並み中止に。見通しが立たない中、クラフトチョコを事業のメインに据える決断をし、 2020年11月1日、チョコレートの製造販売とワークショップを行う「チョコロンブス」をオープンしました。