eumo加盟店の方たちが影響されたカルチャーを紹介する企画記事です。
第2回目は兵庫県豊岡市にある、スキーで有名な神鍋高原の入り口に佇む、志ん屋さん。そのオーナーでいらっしゃします飯田勇太郎さん(36歳)をご紹介します。飯田さんが、影響された音楽は、星野源さんの『うちで踊ろう』『ばらばら』で、影響された本はアドラー心理学が紹介されている『嫌われる勇気』(岸見 一郎/古賀 史健:著)です。です。
志ん屋の店舗情報
- 住所
- 〒669-5379
兵庫県豊岡市日高名色1572 - 取扱通貨
- 豊岡演劇祭応援コイン
- 店舗カテゴリ
- 宿泊・交通、カフェ・レストラン、エンターテインメント
私は志ん屋の4代目。物心着く前から、2代目のおじいちゃんの口癖が「勇太郎は志ん屋を継ぐんだぞ」でした。。実際に継いだのは6年前(2016年)。神鍋高原は一時期はスキーでかなり盛り上がりましたが、今は雪不足に悩む年もあります。もっと豊岡、神鍋全体を盛り上げるにはどうしたらいいかなと試行錯誤しています。
僕も志ん屋さんに泊まらせてもらいました。近くの神鍋渓谷公園が気に入りました。
ここは穴場ですね。
そうなんです。近くに神鍋山もあって、先日は朝日を見ながら朝食を食べようって企画をしました。近くににあるペンション『ポムアンナ』の和田くんのところに朝食を提供してもらいました。
おおー そして飯田さんは、サウナも好きとか。
そうなんです。さっき紹介してもらった滝とは別にもう一つ滝があるんです。名前は「二ツ滝」。滝の近くにサウナを持って行って、温まったら滝に飛び込む! 冬なんかは雪に飛び込んだりしますよ。僕のルーティンは『8分サウナ→水風呂1分→外気浴5分→12分サウナ→水風呂1分→外気浴5分→3回目は調子によって』って感じです。
外気浴がサイコーですね。サウナーの人もぜひ飯田さんと仲良くなってほしいです。飯田さんはサウナ中によく企画を思いつくそうですね。
サウナ中はかなりポジティブに物事を考えられています。志ん屋をこうしたら面白い、神鍋でこれをやったら面白い、豊岡ではこれができると考えが広がっていくんです。
6年前、志ん屋の運営に入られて、そのタイミングでご結婚。そして今年の2022年1月1日に今度はお父さんから代表取締役も引き継いだそうですね。
妻は神戸が実家です。昔の感覚だと宿の人と結婚するって、若女将って感じですよね。でもね、そういう時代ではないと思うんですよ。そう易々と女将になってほしいなんて言えない。地域の目は女将として見るような雰囲気が残っていますが、徐々に変化していると思います。志ん屋に関しては家族経営という方法論にこだわらず、一緒に宿を盛り上げてもらえる人たちとどんどん連携をしていきたいと思っています。
家のこと、仕事のこと、地域のこと、ほんとに色々なことを背負っていますね。飯田さんが励まされた音楽はなんでしょうか。
昔から星野源さんが好きで、SAKEROCKというバンドをやっているころからずっと聴いています。中でも好きなのが『ばらばら』。いい歌詞です。心の底から共感します。世界はばらばらだって気づいた時に、どういう態度でいるのかってとっても重要だと思います。この曲は、ばらばらで、そして、そのままでいいとポジティブに考えることができる曲です。
デイジーワールドという細野晴臣さんのレーベルから出されているアルバムですよね。このアルバムには、「くせのうた」「穴を掘る」などの他にも名曲が多いですよね。「茶碗」もいい曲だ。。。
あと、「うちで踊ろう」も良いですよ。皆それぞれの世界を持っていて、たまに重なるから楽しいんです。無理しないでいいんですよ。
あと、僕は昭和・平成のJ-POPが好きで志ん屋の大広間で、クラブイベントをすることもあります。もっともっと、音楽好きに来てほしいです。
イベント情報はインスタでチェックしましょう。(https://www.instagram.com/shinya__knb/)
そして、この企画では好きな本の紹介もしていただいているのですが。
好きな本は、2014年にベストセラーになったアドラー心理学の解説書である『嫌われる勇気(岸見 一郎/古賀 史健:著)』です。すごく簡単に言ってしまうと、承認欲求が起きてくるのは褒める・罰するを前提とした賞罰教育の影響が強いということです。僕たちは誰かの期待だけを満たすために生きているわけじゃないんです。そして課題を分離する。その選択の最終責任者は誰なのか。本にもでてくる諺(ことわざ)で「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」というものがあります。僕は馬を水辺につれていくことしかできない。飲むか飲まないかは馬の判断です。それを受け止めます。
志ん屋の店舗情報
- 住所
- 〒6695379
兵庫県豊岡市日高町名色1572 - 取扱通貨
- 豊岡演劇祭応援コイン
- 店舗カテゴリ
- カフェ・レストラン、宿泊・交通、学び・エンターテインメント
- 営業時間
- 9:00〜20:00
- 定休日
- なし(要予約)