可能性にあふれた山とふれあえる場所

「山なんか可能性しかない！」きらきらと太陽のように輝く笑顔でそうお話してくださったのは、柳沢林業の代表取締役を務める原さん。

勿論、課題も多い日本の林業に取り組む上で、大変なこともたくさんあるけどねと、同じ笑顔で正直なお話もしてくれる中、それでも原さんから伝わる、強い想いには、これからの未来がわくわくしてきます。

加盟店として登録してくださっている「ソマイチ」は、林業のエンドユーザーとの接点作りであり、活動の中に遊び心を持ちたいという思いもあり、始めた、木と触れ合え、遊べるイベントです。

薪割り体験に、木工ワークショップの他に、森歩きや時期によっては木の皮むきワークショップといった、変わった体験もできます。

森林セラピーなども増え、森に入る体験はあるかもしれませんが、”木”と触れ合う機会ってなかなかないですよね。

また柳沢林業さんでは、松本のエリアに多い松枯れの対策を通して、飼い始めたヤマト君という馬の世話もしており、私達が伺った日は調度ヤマト君のお誕生日会の日でした。

彼を飼うことで、土地の整備を地元と協力して行ったり、鬱蒼としていた土地の風通しがよくなったり、地元の方が彼のことを気にかけてくれるようになり、会いにこの場所に訪れる機会を増やしてくれることも増えたそうです。

ヤマト君には、「ソマイチ」に訪れると出会えます！

また、柳沢林業さんでは、多様な種類のある広葉樹の薪の活用の検討や、この地域に多いカラ松の加工技術の研究も未来の為に、「今」から一生懸命に取り組まれています。

「欠点を欠点としてみるのではない使い方」

「与えれている可能性は無限大である」

一見大変な研究や活動も、そんな前向きな言葉をはさみながら、ご説明してくださる姿に、お話を聞きながら、私も「今」この瞬間から、何ができるのか？自分のできることを前向きに見つめ、取り組もう！と、自分の内省にも繋がる時間になりました。

気持ちよい風が通り抜ける、ソマイチの会場で、森や木に触れに、そしてヤマト君の成長にも触れに、またここに訪れたいと思う帰り道でした。