店舗詳細

飯尾醸造

店舗紹介

飯尾醸造は、京都駅から2時間ほどローカル線に乗り、車で10分ほど行ったところにあります。日本海側に面し、日本三景の一つ「天の橋立」がある宮津にあります。山の幸や海の幸が豊富で、きれいな水と肥沃な土、寒暖の差がはげしい気候で、この風土がいい米を作り、そしていい酢を造ります。

飯尾醸造は、京都駅から2時間ほどローカル線に乗り、車で10分ほど行ったところにあります。日本海側に面し、日本三景の一つ「天橋立」がある宮津にあります。山の幸や海の幸が豊富で、きれいな水と肥沃な土、寒暖の差がはげしい気候で、この風土がいい米を作り、そしていい酢を造ります。

 

創業は明治26年、100年以上もお酢一筋で、現在の当主・飯尾彰浩さんで5代目になります。建物の入り口は凛とした雰囲気で、中に入ると涼しくかつ発酵の香りが心地よい空間をつくっています。

無農薬のお米から酢を造ろうと決めたのは、3代目である輝之助さんでした。戦中・戦後の食料難の時代、政府は米から酢をつくることを禁止していました。その禁がやっと解け、晴れてお米から酢を造れるようになったのですが、昭和30年代になると、毒性の強い農薬がどんどんまかれるようになります。 田んぼには人が近づかないよう立ち入り禁止の赤い旗がたてられ、フナやドジョウなどの生き物がいつのまにか姿を消していきました。そんな光景を目の当たりにし、こんな田んぼで作ったものを食べたら体がおかしくなるんとちゃうか。こんな米から酢を造っとったらあかん!」と感じたそうです。

それから「農薬を使わんとお米を作ってくれまへんか」と地元・宮津の農家を一軒一軒頼み歩く、農家回りの日々がはじまりました。しかし、大量生産・大量消費が美徳、無農薬や環境という考え方自体が全くといっていいほどなかった当時、農家の人を説得するのは大変なことだったそうです。 念願の無農薬米を作ってもらえるのに、2年もの月日が必要でした。飯尾醸造が無農薬米づくりに取り組みはじめたのは昭和39年。 日本で農薬問題がはじめて社会的に注目されるきっかけとなった有吉佐和子さんの『複合汚染』が発表されるおよそ10年前のことでした。

飯尾醸造では、商品開発だけでなく、新しい農法にも取り組んでいます。安全な原料を確保しつつも、農家の方々の負担を減らしたいというのが4代目の強い願いでした。現在は、黒く色付けされた紙を敷きながら田植えをする、再生紙黒マルチ農法にしています。無農薬で米を育てる上で最大の課題は雑草との戦いですが、この農法では、自然に紙が溶けて土に返るまでの間、雑草が生えてこないことも大きな利点です。しかし、特殊な田植え機や資材費が必要なので、コスト面では高くつきます。 それでも、費用は飯尾醸造が負担して契約農家へ提供しています。出来上がった米の買い取り価格も非常に高く設定しているため、コストだけを考えると非効率な経営と言われてしまうでしょう。しかし、それは4代目のこのような想いがあるからです。

  1. おいしい酢は、おいしい米からできる。丹後の棚田で穫れる最高のお米はうちのお酢には欠かせない。
  2. しっかりと目の届くところで、信頼できる人が作った米がいちばん安心だ。
  3. 日本の農業を守りたい。とくに地元の農業とのつながりを大切にしたい。

ある契約農家さんが「飯尾さんのところで米を買うてくれなんだら農家は続けれんかった」と言ってくださったことがあったそうです。 苦労して無農薬で米を育ててくれる契約農家の方が農業で生活できないようなやり方ではいけない。その信念が契約農家との信頼関係を育て、現在につながっています。

平成14年からは、高齢化により米作りができなくなった契約農家から棚田を借り受け、蔵人が米作りもはじめました。

 

 

米酢のフラッグシップとも言える「富士酢プレミアム」。「純米富士酢」よりも多くの新米(1リットルにつき320g以上)を使って旨味や甘みを最大限に引き出すことで、香りを変化させることに成功しました。そして、これまで酸味によって隠れていたやさしい味わいを引き出すこともできました。

写真の一番右側が「富士酢プレミアム」に使用しているお米の量。

 

 

飯尾醸造のリンゴ酢は、なんと「奇跡のリンゴの木村さん」のりんご100%で出来ています。有機無農薬の仲間としてお付き合いしている四代目当主が、形の悪いりんごや小さなりんごを買い取ってリンゴ酢を作ったのが始まりでした。「奇跡のリンゴの木村さん」が有名になった今では、貴重なリンゴ酢です。

 

飯尾醸造では、手づくりにこだわっていて、搾る工程も手で、というか全身を使って蔵人さんが搾ります。

 

 

平成19年から田植えと稲刈りの体験会を始めました。最初の年の参加者は、知り合いや取引先の方が数名のみ。しかし思いもかけず翌年からは通販のお客様も増えてきました。そして今では、毎年のべ100名以上の方々がお手伝いに来てくださるまでになっています。 自分が植えた苗が、刈った稲が、お酢になって手元に戻ってくる。どんな人がそれを造っているのかが分かる。お客様へ開かれたお酢屋の試みはこれからも続いていきます。そんな飯尾醸造に行ってみませんか。

 

店舗情報

アクセス

  • 車利用

    京都縦貫自動車道の宮津天橋立ICから約15分

  • 公共交通機関利用

    京都丹後鉄道の宮津駅で下車後、タクシーで約10分