​​​​​​体を大切にできるカフェ  〜ナチュラル&オーカガニックカフェ ププキッチン〜(書き手、岩田なつこ)

new #オーガニックカフェ ププキッチン

今回訪問したのは、愛知県名古屋市にあるナチュラル&オーガニックカフェ ププキッチン。愛知県内の野菜を使用した日替わりランチや、動物性不使用のナチュラルスイーツを楽しめす。ププキッチンのテーマてであるマクロヒビオティックとは、玄米菜食を中心として、その土地てでとれたものを旬のうちに食べること。オーナーの伊藤さんには、マクロビオティック料理を通じて、お客さんに届 けたい思いがありました。 書き手は:岩田なつこさん。(食べタイ編集部/明治大学) 

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ありのままの食材をいただきます!マクロビオティック

マクロビオティックとは、「自然に即した命のあり方」を指しています。一つの物を丸ごと食べること、その季節にあった物を食べることを大切にしています。精米すると、米に本来あるはずの栄養素が失われてしまうため、主食は玄米。おかずは野菜を中心として、その土地でとれたものを旬の時期に食べることを基本としています。この料理を味わえるのが、オーガニックカフェププキッチン。名古屋城から10分ほど住宅街の中を歩くと、カフェの看板が見えてきます。

「その土地で取れたものを食べる」ことの実現のため、料理には愛知県知多半島の農家さんから仕入れた野菜を使用。契約農家さんの多くが農薬や化学肥料を使わずに、自家製の堆肥で野菜を育てています。食材に加え、調理法にもこだわりがあるそう。

「たとえば玉ねぎでも、回し切りと言って、外から中央にスライスする切り方があるんです。つまり、なるべく外と中心を一緒に使うということですね。他にも、野菜そのものが持っている水分を利用し、甘味や野菜の持つ本来の成分を引き出す蒸し煮という調理法があります」

そう教えてくれたのは、オーナーの伊藤さん。玄米の美味しさに気づいたことをきっかけに、マクロビオティックに興味を持つようになりました。

オーナーの伊藤さん。カフェ ププキッチンと、食料品店・ヘルシングあいを経営している。

カフェの隣に併設する食料品店・ヘルシングあいでは、マクロビオティック食材だけでなく化学肥料や化学調味料を使わないオーガニック食品や、フェアトレード商品も取り扱っています。

「ヘルシングあいで販売している食材を、実際にカフェでも使用しています。野菜ひとつとっても、使い方がわからない食材って多いじゃないですか?そういう食材をこんな切り方ができて、こんなアレンジができるんだ!と知ってもらうことも、お客さんにとっては面白いかもしれません。お店で販売している食材でできた料理を、実際にお客さんも食べてみたいでしょうし、実践の場という意味も込めてカフェを開いています」

ちなみに私がいただいたのは、本日のPupuランチとマンゴームースケーキ。

この日のPupuランチは、酵素玄米ご飯と、にんじんポタージュに、粒そばのソーセージ風が乗った4種のおかずプレート。粒そばのソーセージ風は、そばの実の歯応えとマスタードのの酸味が相性抜群です。驚いたのは、一つ一つのおかずから野菜そのものの甘味や旨みをしっかり感じられること。これからは絶対、野菜は旬に食べると決めました。

 

デザートにいただいたのはマンゴームースケーキです。なんとこのケーキ、グルテンフリー!小麦粉が一切入っていないのです。いつもクリーム系のお菓子を食べると胸焼けしてしまう私ですが、この日は気分が悪くなることもなく、あっという間に完食してしまいました。

今日食べたもの、振り返ってみてください

伊藤さんはカフェの運営に加え、南知多に田んぼを借り、山からの湧き水でお米を育てています。カフェにやってくるお客さんを中心に、田植えや稲刈りなどの農業体験会を毎年行なっています。

「親子で参加してくれる方も多いので、子どもたちが自然に触れ合えるのはいい機会だと思っています。日本人が誇りを持って自給自足できていたのはお米だけですよね。でもお米離れして、みんな小麦に走っちゃったでしょ?それによって小麦アレルギーなどの病気も増えてるじゃないですか。自分たちが食べてきたものを見直さないと、ますます病気が増える一方なんじゃないですかね。自分自身、若い頃は平気だったんですが、歳をとると翌日に疲れが残ったり、胃が重いことがだんだん顕著になっていきました。日々の食事って、それだけ体調に左右するんです。やっぱり、爽快な気分で1日を過ごしたいじゃないですか。そのためには一食一食を見直して、体調が悪くなったのは何が原因かな?と考え始めるようになりました」

日々の食事は誰にとっても身近で、当たり前のもの。だからこそ、その大切さを見失ってしまいがちです。なんだか元気が出ないときには、その日食べたものを振り返ってみてはいかがでしょう?思い当たる節は、意外と食生活の中にあるかもしれません。

お客さんの健康に寄り添うカフェを

ププキッチンに常に飛び交うのは、スタッフの皆さんとお客さんの何気ない、でもあたたかさに満ちた会話。

「今日のおかずもソーセージ風なの?」

「昨日とは、ちょっと違いますよ」

「ふりかけが二つ残っていたので、とっておいてありますよ。お店にいらしたらお声がけください」

伊藤さんは、調理方法がわからないお客さんの質問に対しても「お湯に戻してしっかり絞って、味付けは生姜醤油で…」と丁寧に教えてくれます。

お客さんがわかりやすいよう、店の至るところにメニューが飾ってある。

 

現在店舗を構える愛知県名古屋市西区に移転して、15年。やってくるお客さんは、8割が常連さん。中には小麦アレルギーや、リウマチに苦しむ方も来店されます。しかし、朝ごはんをパンから米にするなど、食生活のアドバイスを受けたププキッチンのお客さんのなかには、体調が改善された方もいるそうです。ププキッチンで働く皆さんに共通するのは「食生活を通じて、お客さんが健康で楽しく過ごすためのお手伝いがしたい」という想い。病気をきっかけに食生活を見直そうとする人、ヴィーガン料理が食べたい人、安心して食べられるおいしいランチを探している人… ププキッチンは、お客さん一人一人の健康を食事からつくり、寄り添うことを大切にしているカフェでした。

【ナチュラル&オーガニックカフェ ププキッチンさんもeumo加盟店です!】

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オーガニックカフェ ププキッチンの店舗情報

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